セッション詳細

[JS08]第20回若手が拓く新しい薬剤学 ~シン・モダリティ医薬品を生み出すニューノーマル時代の薬剤学的創薬研究~(日本薬学会,日本薬剤学会 共催)

2025年3月28日(金) 15:00 〜 16:30
第2会場 (福岡国際会議場 501 [5F])
オーガナイザー:金沢 貴憲 (徳島大院医歯薬, 徳島大DDSセ)、東 大志 (熊本大院薬)
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近年、国際的な医薬品開発競争は、低分子からタンパク質や核酸、細胞などに多様化する中で、我が国は欧米と比べ後れを取っているのが現状である。そういった中、これまでの常識にとらわれない我が国初の次世代モダリティの開発による巻き返しが急務となっている。一方、我が国における製剤・DDSに基づいた創薬・創剤技術力は高く、これら技術は、次世代モダリティ創出の重要な鍵となる。本シンポジウムでは、抗体、RNA、細胞という既存モダリティに対して、製剤・DDSに立脚した新しい切り口から、それぞれのモダリティを“シン”化(進化・深化)させたシン・モダリティ研究を世界に先駆けて推進する4名の研究者にご講演頂く。本シンポジウムを通じて、薬剤学という基礎学問に立脚した各研究者が、独自のモダリティのシン化理論について、実例を交えて解説頂き、深く議論することで、ニューノーマル時代に突入した最新の薬剤学的創薬研究について理解を深めたい。
本シンポジウム「若手が拓く新しい薬剤学」は、薬剤学研究者により薬学会で毎年開催しており、今回で 節目の20 回目を迎える。日本薬剤学会とのジョイントシンポジウムとして行う。

オーガナイザー挨拶:金沢 貴憲1,2(1. 徳島大院医歯薬、2. 徳島大DDSセ)

[JS08-1]植物由来ナノ粒子の疾患治療への応用と核酸デリバリーシステムとしての可能性

○板倉 祥子1、草森 浩輔1、西川 元也1 (1. 東京理大薬)

[JS08-2]脾臓免疫技術を利用した膜タンパクに対する抗体誘導技術の開発

○安藤 英紀1,2、田中 晴樹1、山本 舜人1、高田 春風1,2、清水 太郎3、石田 竜弘1,2 (1. 徳島大院医歯薬、2. 徳島大DDSセ、3. 阪大BIKEN)

[JS08-3]がんの免疫抑制環境を破壊して治療する細胞医薬「マックトリガー」

○新居 輝樹1,2、片山 佳樹1,2 (1. 九大院工、2. 九大院シス生)

[JS08-4]肝臓以外を標的としたmRNA医薬、遺伝子治療薬の送達

○内田 智士1,2 (1. 東京科学大難治疾患研、2. 川崎産振財団iCONM)

総括:東 大志(熊本大院薬)