セッション詳細
[JS09]有機化学と薬剤学の研究融合による新たな治療戦略(日本薬学会,日本薬剤学会 共催)
2025年3月28日(金) 16:45 〜 18:15
第2会場 (福岡国際会議場 501 [5F])
オーガナイザー:三宅 正晃 (ファーマパック)、楠原 洋之 (東大院薬)
[App translation available]
医学部を除いた自然科学系の学部に対して、薬学部に特徴的な分野としては、薬理学と薬剤学等が挙げられるのではないかと考えられます。一方、医学部に対して薬学部を比較した場合、薬学部に特徴的な分野として、有機化学と薬剤学が挙げられるのではないかと考えられます。従って、有機化学と薬剤学がお互いの分野で切磋琢磨し、協働並びに共創しながら新たな知的交流を行うことによって、医学部とは違った側面から、薬学オリジナルのアプローチを、疾患に対して、また患者さんに対して行えるものと考えます。
本セッションでは、有機化学の分野から、触媒により生命の化学反応相に直接的に介入して病態の治療に繋げるアプローチや、薬物動態研究と製剤工学への寄与も見据えた変換反応のような、薬剤学的もしくは製剤学的な内容を組み入れて研究を行っていらっしゃる有機化学の先生方と、製剤学の分野から、ファイトケミカルの抗癌活性を増大させ、難治性トリプルネガティブ乳癌の新たな治療戦略の開発や、腎臓へのターゲティングのためにセリン修飾した高分子キャリアを合成する等、有機化学的な思考を用いて研究を行っていらっしゃる薬剤学の先生方に集まって頂き、その研究事例をご紹介頂くことで、両分野の研究融合による新たな創薬、また治療戦略についてご紹介頂く予定です。
本セッションでは、有機化学の分野から、触媒により生命の化学反応相に直接的に介入して病態の治療に繋げるアプローチや、薬物動態研究と製剤工学への寄与も見据えた変換反応のような、薬剤学的もしくは製剤学的な内容を組み入れて研究を行っていらっしゃる有機化学の先生方と、製剤学の分野から、ファイトケミカルの抗癌活性を増大させ、難治性トリプルネガティブ乳癌の新たな治療戦略の開発や、腎臓へのターゲティングのためにセリン修飾した高分子キャリアを合成する等、有機化学的な思考を用いて研究を行っていらっしゃる薬剤学の先生方に集まって頂き、その研究事例をご紹介頂くことで、両分野の研究融合による新たな創薬、また治療戦略についてご紹介頂く予定です。
オーガナイザー挨拶:三宅 正晃(ファーマパック)
[JS09-1]有機化学と薬剤学の融合が導く触媒医療
○金井 求1 (1. 東大院薬)
[JS09-2]マラリア治療薬アルテミシニンの抗がん活性と難治性がん治療戦略の創出
○中瀬 朋夏1 (1. 武庫川女大薬)
[JS09-3]薬剤研究の解明の一助となる医薬品の化学変換
○熊本 卓哉1 (1. 広島大院医系科学)
[JS09-4]セリン修飾薬物キャリアを用いた中分子ペプチドの腎臓ターゲティング型DDSの開発
○勝見 英正1 (1. 大阪大谷大薬)