セッション詳細

[S30]新規細胞修飾法の開発とその応用による創薬戦略

2025年3月28日(金) 13:15 〜 14:45
第9会場 (福岡国際会議場 411 [4F])
オーガナイザー:草間 和哉 (東京薬大薬)、天野 大樹 (北大院薬)
近年、高度な遺伝子工学や発現解析が可能となったことにより、各細胞の修飾法が数多く開発された。また、多能性細胞から開発した特定細胞種を用いた治療戦略も展開されている。さらに創薬の方向性が各臓器の細胞種分類を基礎とした新たなステージへと進んでいる。本シンポジウムは日本薬学会薬理系薬学部会奨励賞の受賞者を中心にして、各臓器における細胞の修飾法やモデル開発について最新の知見を紹介し、創薬戦略の今後について議論することを目的としている。具体的には天野が神経活動特異的な細胞標識法を起点として特定細胞活動を薬理学的に操作することを目指した戦略について紹介する。草間は子宮内膜症オルガノイドを起点とした病態モデル作成から、新たな治療戦略を探る試みを紹介する。森尾はヒト不死化脳細胞を中枢疾患治療法開発につなげる応用戦略について紹介する。久世はヒトiPS細胞から作製した肝臓オルガノイドの創薬研究への応用可能性について紹介する。加藤は多様性に富むミクログリアのうち認知症治療に役立つミクログリアのデザインと応用の現状について紹介する。

オーガナイザー挨拶:天野 大樹(北大院薬)

[S30-1]ヒト肝臓オルガノイド培養技術の開発とその創薬応用

○久世 祥己1,2 (1. 岐阜薬大、2. 東大医科研)

[S30-2]認知症治療に最適なデザイナーミクログリアの開発

○加藤 智朗1、塚原 正義1 (1. iPS財団)

[S30-3]子宮内膜症オルガノイドからヒト化動物モデルへ: 新たな治療戦略への挑戦

○草間 和哉1 (1. 東薬大薬)

[S30-4]中枢神経系疾患に対する治療薬開発の促進に向けたヒト不死化脳細胞の活用

○森尾 花恵1、海老澤 歩果1、皆里 明日香1、國友 ふらの1、降幡 知巳1 (1. 東京薬大薬)

[S30-5]神経活動依存的標識に基づく不適切養育防止法の探索

○天野 大樹1 (1. 北大院薬)

総括:草間 和哉(東京薬大薬)