セッション詳細

[S43]★医師へのアカデミック・ディテーリングが薬剤師の未来を変える ~基礎薬学を臨床に活用する教育と意識改革の必要性~

2025年3月29日(土) 10:15 〜 11:45
第17会場 (マリンメッセ福岡B館 会議室2-1 [2F])
オーガナイザー:座間味 義人 (岡山大病院薬)、西川 元也 (東京理科大薬)、小茂田 昌代 (千葉西総合病院薬)
海外では医師の処方を個別最適化する試みとして、40年前より薬剤師によるアカデミック・ディテーリング(AD)が実践され、米国、豪州、カナダ、英国などでは、薬剤師は薬物治療に責任を持つ、現在の立ち位置を築いています。日本では、ようやく薬剤師による医師への処方前の処方提案が診療報酬で評価される状況となりました。そこで、本シンポジウムでは、日本においても、薬剤師がさらなる専門性を発揮する未来を目指すために、基礎薬学の臨床活用したアカデミック・ディテーリングの推進に向けた試みをご報告いただき、今後の薬学教育の在り方を考えてみたいと思います。
まずは、基礎薬学研究者の立場から、アカデミック・ディテーリングの薬学教育を開始された先生方の経緯や状況のご報告、また、基礎薬学を臨床に活かすためのアカデミック・ディテーリング資材開発のご経験談や、臨床系教員の立場から、アカデミック・ディテーラーと協働によるAD実践研究など、薬剤師の未来を変える試みについてお話いただきます。

趣旨説明:座間味 義人(岡山大病院薬)

[S43-1]薬剤師の再定義~医薬品の供給者から薬物治療の責任を持つ医療者へ~

○赤木 佳寿子1 (1. 神戸大院国際文化学)

[S43-2]化学構造式の違いを処方設計に活用する教育

○上田 昌宏1 (1. 摂南大薬)

[S43-3]薬物動態の違いを臨床に活かすアカデミック・ディテーリング資材開発:帯状疱疹治療薬を例にして

○永井 尚美1,2 (1. 武蔵野大薬、2. 武蔵野大薬研)

[S43-4]帯状疱疹治療薬アカデミック・ディテーリングによる患者リスク低減プログラムの実践

○杉山 奈津子1 (1. 国際医福大薬)

[S43-5]処方前のアカデミック・ディテーリングが薬剤師の未来を変える~薬物治療に責任を持つ医療者へ

○小茂田 昌代1,2 (1. 千葉西病総合病薬、2. 東京理大薬)

まとめ:西川 元也(東京理大薬)