セッション詳細
[S51]★若手研究者が独自の研究色を出すための体験談:DDS研究者を例に
2025年3月29日(土) 15:15 〜 16:45
第17会場 (マリンメッセ福岡B館 会議室2-1 [2F])
オーガナイザー:新居 輝樹 (九大院工)、本田 雄士 (東京科学大)
本シンポジウムでは、アカデミア志望の博士課程学生や学位取得後数年未満の若手研究者を聴衆として想定し、独自の研究色を構築して研究を推進している若手研究者をシンポジストとする。学位取得後に自身をどうプロデュースしていくかはオーガナイザーの私自身も分からない部分が多く、先人の先生方のご経験を拝聴したいと以前から思っていた。そこで、独自の研究色を創出されてきた若手研究者に自身の研究成果の紹介はもちろんのこと、そこに至るまでの体験談をベースに講演する。今回は所属学部の垣根を越えたシンポジウムを企画した。薬学部からは前田仁志先生(熊本大学)と草森浩輔先生(東京理科大学)が、工学部からは本田雄士先生(東京科学大学)と野本貴大先生(東京大学)をお呼びして、研究内容やそのアイデアを創出するまでに至った経験談についてもご講演いただく。前田先生はアルブミンを活用した独自の薬剤開発を、草森先生は細胞そのものを薬としたDDS研究を、本田先生はタンニン酸による独自ナノ製剤を、野本先生はホウ素中性子補足療法に最適なナノ製剤の開発で「液体のりの成分でがん治療」という記憶に新しいニュースとしても取り上げられ、画期的な研究を展開されている。薬学部と工学部の二領域からシンポジストが登壇することで多くの聴衆と活発に議論できるシンポジウムとなるであろう。
オーガナイザーによるシンポジウムの趣旨説明
[S51-1]マックトリガー
○新居 輝樹1,2 (1. 九大院工、2. 九大院シス生)
[S51-2]目線を変えることで生まれたファジーな生体分子送達キャリア
○本田 雄士1,2,3 (1. 東京科学大化学生命科学研、2. 東京科学大生命理工学院、3. iCONM)
[S51-3]これまでを振り返って
○前田 仁志1 (1. 熊本大院薬)
[S51-4]細胞を医薬品にするためのDDS研究
○草森 浩輔1 (1. 東京理大薬)
[S51-5]ホウ素中性子捕捉療法の適応拡大を目指したポリビニルアルコール製剤の開発
○野本 貴大1 (1. 東大院総文)