セッション詳細

[JS12]★技術融合によるナノDDSの高度化と実用化加速(日本薬学会,日本薬剤学会 共催)

2025年3月29日(土) 8:30 〜 10:00
第18会場 (マリンメッセ福岡B館 会議室2-2 [2F])
オーガナイザー:中村 孝司 (金沢大医薬保健)、小嶌 隆史 (武田薬品)
モダリティが多様化している医薬品開発において、リポソームや脂質ナノ粒子(lipid nanoparticle: LNP)に代表されるナノサイズのキャリア型drug delivery system(ナノDDS)の有用性が高まっている。一方で、肝臓以外の臓器や細胞への送達を可能とするナノDDS技術は十分とは言えない。この課題を解決するために、複数のDDS技術の融合や新しいタイプのナノDDSの導入により、ナノDDSの高度化が進められているが、ナノDDSの高度化は複雑性を増し、製造性やコスト等の観点から実用化の足枷になる場合がある。
日本薬剤学会のDDS製剤臨床応用フォーカスグループでは、DDS製剤の開発環境の向上に繋がる活動を行っている。本シンポジウムでは、日本薬剤学会とのジョイントとして、技術融合によるナノDDSの高度化を進められているアカデミアと企業の先生方に最新のDDS研究をご紹介頂くとともに、高度化したナノDDS技術の実用化に向けて課題や解決策などを議論したい。

オーガナイザー挨拶・趣旨説明:中村 孝司(金沢大院薬)

[JS12-1]細胞をサブセットレベルで識別可能なナノDDS技術

○中村 孝司1 (1. 金沢大院薬)

[JS12-2]生体ナノ量子センサー搭載型DDS技術による高精度化セラノスティクスの実現に向けて

○湯川 博1,2,3,4 (1. QST量子生命研、2. 名大未来社会、3. 千葉大院融合理工、4. 東北大院医)

[JS12-3]マイクロ流体デバイスを基盤としたLNP製造装置の開発とエンジニアード脂質ナノ粒子作製への応用

○真栄城 正寿1,2 (1. 北大院工、2. 高エネ研)

[JS12-4]脂質ナノ粒子(LNP)製剤の開発加速化に向けたスケールアップ検討と人工知能(AI)・機械学習(ML)の活用

○佐藤 智美1 (1. 武田薬品)

総括:小嶌 隆史(武田薬品)