講演情報

[T7-O-14][招待講演]九州地域の天然水素ポテンシャル評価について

*山田 泰広1,2 (1. 九州大学、2. Royal Holloway Univ. of London)
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【ハイライト講演】  水素は従来、石油や天然ガスのような天然資源として存在するとは考えられていなかったが、近年、世界各地で天然水素の発見が報告され、低コストなカーボンニュートラル燃料として、研究機関による調査や、ベンチャー企業による探鉱、開発が進められている。本研究は、これまでの天然水素に関する知見を踏まえ、九州地域の地質ポテンシャル評価スタディを進めているものあり、その成果が注目される。 ※ハイライト講演とは...

キーワード:

天然水素、九州、ポテンシャル評価


 自然エネルギー資源として天然水素が注目されており、探鉱開発が世界中で進められている。 天然水素は水から生成されるが、放射性元素による改変や、蛇紋岩化など岩石水反応に伴うもの、そして地球深部起源のものが提唱されている。このうち研究開発が進んでいるのは岩石水反応に伴って生成される水素である。
本講演では、現在までに明らかになってきた天然水素に関する知見と、その探鉱開発の現状、そして九州地域を対象として進行中のポテンシャル評価スタディについて紹介する。