セッション詳細

[2LS-01]直接MS分析装置のご紹介と食品分野への応用
 Ⅰ.新製品 Dark Current Discharge Ionization(DCDI)のご紹介
 Ⅱ.質量分析装置をセンサーの感覚で使ってみませんか

2025年8月28日(木) 12:00 〜 12:50
G会場(3F 134)
演者1:鈴木 章浩(エーエムアール株式会社)
演者2:佐川 岳人(エスビー食品株式会社)

エーエムアール株式会社 共催

会場:1号館3階134講義室(G会場)

Ⅰ. 弊社では、前処理を行わずサンプルを直接装置にかざすだけで質量分析が出来るイオン源を取り扱っています。対象サンプルは、容器プラスチック(固体)から液体、更には香り成分(気体)まで測定が可能です。本日は、新たに弊社が開発したDCDIという製品でどの様な材料が測定出来るか実際に測定している様子やデータのご紹介をさせて頂きます。

Ⅱ.質量分析装置は、LC-MSやGC-MSによる成分分析の印象から、「気軽に利用」とは考えにくいかもしれません。しかしながら、LCはGCなどの分離分析を伴わないアンビエントイオン化分析の場合には、通常のLC-MSに専用のイオン源を装着するだけで、センサーのような感覚で利用することも可能です。また、サンプル取り込み部分が開放系になっているため、ちょっとした工夫を施すことで、測定サンプルに最適な条件で再現性の高い分析結果を得ることもできます。ここでは、いくつかのサンプルを例にして、分析方法からデータ処理までの考え方について、ご紹介させていただきます。