セッション詳細

シンポジウム3 
<倫理教育委員会企画>
多様な未来を担う薬学人のための倫理教育を考える

2025年8月23日(土) 13:00 〜 15:00
第5会場(403教室)
オーガナイザー:有田 悦子(北里大学薬学部)
共同オーガナイザー:亀井 美和子(帝京平成大学薬学部)
共同オーガナイザー:田村 豊(福山大学薬学部)
〇概要:
薬学教育における倫理教育は、多様な活躍の可能性がある薬学人の基盤作りに重要な意味を持つ。しかし、倫理教育の目的や方法が薬学全体として必ずしも共有されていない現状もある。そこで本シンポジウムでは、薬学部において倫理教育に携わっている各演者から話題提供を行い、多様な未来を担う薬学人のための倫理教育について共通認識をもつ機会としたい。
〇詳細:
 薬学教育における倫理教育は、多様な活躍の可能性がある薬学人の基盤作りに重要な意味を持ちます。しかし、我々が全国薬系大学の倫理教育担当者を対象として実施した調査からは、倫理教育の目的や方法が薬学全体として必ずしも共有されていない現状も浮き彫りとなりました。 
 そこで今回、学会倫理教育委員であり薬学部において倫理教育に携わっている各演者から話題提供を行い、「多様な未来を担う薬学人のための倫理教育を考える」シンポジウムを企画しました。

 はじめにオーガナイザーの有田悦子(北里大学薬学部)より、「薬学倫理教育は何を目指すのか?―医療と研究のバランスが取れた倫理観醸成のために―」と題し、研究力を備えた医療人を育成するための薬学倫理教育のあり方について多角的な視点から話題提供を行います。次に、竹平理恵子氏(北里大学薬学部)より、「教育研究事例から考える薬学倫理教育―研究対象者への倫理的配慮―」と題し、教育研究を実施する上で求められる研究対象者への倫理的配慮について言及していただきます。中田亜希子氏(東京理科大学薬学部)からは、「プロフェッショナリズムの視点をふまえた授業の一例」と題し、演者が取り組んでいるLGBTQの患者・生活者を総合的にみる姿勢を養う授業についてご紹介いただきます。更に石川さと子氏(慶應義塾大学薬学部)より、「正しい情報活用の観点から考える倫理観の醸成」と題し、今後益々重要となる情報倫理観を醸成するための教育についてご紹介いただきます。

 本シンポジウムが、多様な未来を担う薬学人のための倫理教育について共通認識をもつ機会となりましたら幸いです。

[SY3-0]オープニングリマークス

[SY3-1]薬学倫理教育は何を目指すのか?―医療と研究のバランスが取れた倫理観醸成のためにー

有田 悦子(北里大学薬学部)

[SY3-2]教育研究事例から考える薬学倫理教育―研究対象者への倫理的配慮―

竹平 理恵子(北里大学薬学部)

[SY3-3]プロフェッショナリズムの視点をふまえた授業の一例

中田 亜希子(東京理科大学薬学部)

[SY3-4]正しい情報活用の観点から考える倫理観の醸成

石川 さと子(慶應義塾大学薬学部)

[SY3-5]パネルディスカッション