セッション詳細
シンポジウム8
これからの薬局薬剤師の研修教育
-いかに薬剤師の生涯学習を支援し、実際の業務につなげてもらうか-
2025年8月24日(日) 13:30 〜 15:30
第3会場(203教室)
代表オーガナイザー:舘 知也(名古屋市立大学大学院薬学研究科)
共同オーガナイザー:岡田 浩(和歌山県立医科大学薬学部)
共同オーガナイザー:岡田 浩(和歌山県立医科大学薬学部)
〇概要:
新しい薬学教育モデル・コア・カリキュラムにもあるように、薬剤師は、医療の担い手として必要な知識・技能の習得に努め自身の職業観を養い生涯にわたり学び続けるとともに、薬剤師の使命に後進の育成が含まれることを認識しロールモデルとなるように努めることが求められる。本シンポジウムでは、薬局薬剤師の研修教育の中で、いかに薬剤師の生涯学習を支援し実際の業務につなげてもらうかについて、実践例を交えながら紹介する。
新しい薬学教育モデル・コア・カリキュラムにもあるように、薬剤師は、医療の担い手として必要な知識・技能の習得に努め自身の職業観を養い生涯にわたり学び続けるとともに、薬剤師の使命に後進の育成が含まれることを認識しロールモデルとなるように努めることが求められる。本シンポジウムでは、薬局薬剤師の研修教育の中で、いかに薬剤師の生涯学習を支援し実際の業務につなげてもらうかについて、実践例を交えながら紹介する。
〇詳細:
薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)にもあるように、薬剤師は、医療の担い手として必要な知識・技能の習得に努め自身の職業観を養い生涯にわたり学び続けるとともに、薬剤師の使命に後進の育成が含まれることを認識しロールモデルとなるように努めることが求められる。
実際、薬剤師の臨床実践能力の担保のためには生涯学習を要し、免許取得後の研修教育がその鍵となる。そのため、多くの薬局・病院は薬剤師に対する研修プログラムを構築し、その実施体制を整え、適切なタイミングで実施している。また、地区の薬剤師会・病院薬剤師会が主催する研修への参加を促したり、外部の研修機関が実施する研修の受講を支援したりしている。さらには、最近では対面での集合研修だけでなく、オンラインでの研修(eラーニングを含む)も数多く開催されている。このように、全国各地の薬剤師は誰でもいつでも研修を受ける機会を享受することができる環境が整っているといえる。
一方、令和6年には、薬剤師の資質向上に資する臨床研修や生涯研修のためのガイドラインとして、「薬剤師臨床研修ガイドライン」(厚生労働省)が制定され、一連の臨床研修や生涯研修においてどのような目標を立て、どのように研修を行い、研修対象者を評価するかなど示された。つまり、薬剤師に対する体系的な研修の建付けが明示されたといえる。
しかしながら、研修の環境や建付けが整備されたからといって、薬剤師が研修を受け、その内容を真に理解・習得し、実際の業務の中でその内容を活用し、成果(業務改善、患者アウトカム向上等)につなげることは決して容易なことではない。研修を受けて、満足し、勉強になったと感じたとしても、職場に戻って実際に活用し、成果につなげている人は決して多くはないのが現状である。また、薬剤師が生涯学習を継続し、定期的に研修を受けることはかなりの根気を要することである。つまり、いかに薬剤師の生涯学習を支援し、実際の業務につなげてもらうかということは、薬局・病院にとって極めて重要な課題である。
本シンポジウムでは、薬局薬剤師の研修教育に焦点を当て、いかに薬剤師の生涯学習を支援し、実際の薬局業務につなげてもらうか、さらには実際の成果につなげてもらうかについて、各シンポジストが自らの実践例を紹介しながら様々な観点から議論・提言を行い、課題解決のための糸口となるシンポジウムとしたい。
薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)にもあるように、薬剤師は、医療の担い手として必要な知識・技能の習得に努め自身の職業観を養い生涯にわたり学び続けるとともに、薬剤師の使命に後進の育成が含まれることを認識しロールモデルとなるように努めることが求められる。
実際、薬剤師の臨床実践能力の担保のためには生涯学習を要し、免許取得後の研修教育がその鍵となる。そのため、多くの薬局・病院は薬剤師に対する研修プログラムを構築し、その実施体制を整え、適切なタイミングで実施している。また、地区の薬剤師会・病院薬剤師会が主催する研修への参加を促したり、外部の研修機関が実施する研修の受講を支援したりしている。さらには、最近では対面での集合研修だけでなく、オンラインでの研修(eラーニングを含む)も数多く開催されている。このように、全国各地の薬剤師は誰でもいつでも研修を受ける機会を享受することができる環境が整っているといえる。
一方、令和6年には、薬剤師の資質向上に資する臨床研修や生涯研修のためのガイドラインとして、「薬剤師臨床研修ガイドライン」(厚生労働省)が制定され、一連の臨床研修や生涯研修においてどのような目標を立て、どのように研修を行い、研修対象者を評価するかなど示された。つまり、薬剤師に対する体系的な研修の建付けが明示されたといえる。
しかしながら、研修の環境や建付けが整備されたからといって、薬剤師が研修を受け、その内容を真に理解・習得し、実際の業務の中でその内容を活用し、成果(業務改善、患者アウトカム向上等)につなげることは決して容易なことではない。研修を受けて、満足し、勉強になったと感じたとしても、職場に戻って実際に活用し、成果につなげている人は決して多くはないのが現状である。また、薬剤師が生涯学習を継続し、定期的に研修を受けることはかなりの根気を要することである。つまり、いかに薬剤師の生涯学習を支援し、実際の業務につなげてもらうかということは、薬局・病院にとって極めて重要な課題である。
本シンポジウムでは、薬局薬剤師の研修教育に焦点を当て、いかに薬剤師の生涯学習を支援し、実際の薬局業務につなげてもらうか、さらには実際の成果につなげてもらうかについて、各シンポジストが自らの実践例を紹介しながら様々な観点から議論・提言を行い、課題解決のための糸口となるシンポジウムとしたい。
[SY8-1]薬局薬剤師の潜在能力を刺激し自己成長を促す研修教育のあり方―学修を促進する場の創造と学修支援―
西村 由弥子(昭和医科大学 大学院薬学研究科/東日本メディコム株式会社/熊本大学 教授システム学教育実践力開発拠点連携研究員)
[SY8-2]病院と薬局による地域連携強化を目指す研修開発とその効果
堀 英生(名古屋市立大学 大学院薬学研究科 臨床薬学分野)
[SY8-3]薬局・ドラッグストア薬剤師における研修教育の課題と生涯学習支援の現状
樋上 彰子(富士薬品グループ 株式会社ユタカファーマシー 薬剤師ソリューション部調剤教育課)
[SY8-4]行政、大学、地域の薬局・クリニック協働での地域貢献活動の実践事例(行政、大学、地域の薬局・クリニック協働で実施する地域貢献活動)
加地 弘明(就実大学薬学部 社会薬学研究室)
[SY8-5]企業・行政との連携による卒後教育の実践:臨床研究とヘルスプロモーション―COMPASS研究と薬剤師の卒後研修活動―
岡田 浩(和歌山県立医科大学薬学部)