講演情報
[P099]担子菌の発酵能を利用した機能性チョコレートの開発
*福田 史織1、中田 桃歌1、鮫島 由香2、竹本 尚未3、松井 徳光1,4 (1. 武庫女大・食栄、2. 羽衣国際大・食栄、3. 梅花女子大・管栄、4. 武庫女大院・食栄)
キーワード:
チョコレート、菌糸体、ポリフェノール
【目的】チョコレートは原料であるカカオ豆を酵母や乳酸菌,酢酸菌によって発酵し,焙煎,摩砕工程を経て製造される発酵食品であり,血圧低下作用等を有するカカオポリフェノール,テオブロミンを豊富に含むことから,機能性が注目されている.一方,担子菌は様々な酵素を有し,その酵素を利用したワインなどの発酵食品が開発されている.担子菌を用いることで抗酸化作用等が付加され,機能性に優れた食品の開発が可能であると考えられるが,カカオ豆を担子菌で発酵させた食品は未だ存在しない.そこで本研究では担子菌の発酵能を用い,機能性に優れた発酵チョコレートの開発を試みた.
【方法】カカオ豆を滅菌後,滅菌済1%グルコース+0.5%ペプトン溶液に浸漬した.カカオ豆の発酵には48種の担子菌を用い,平板培地に生育した各担子菌の上に浸漬後のカカオ豆を置き,25℃で培養した.培養後のカカオ豆を110℃で40分間焙煎後摩砕し,チョコレートを調製後,テオブロミン量,総ポリフェノール量,抗酸化活性を測定した.
【結果および考察】48種の担子菌の中でカカオ豆に菌糸を8割以上生育した担子菌は35種であり,担子菌によって菌糸の生育にかかる時間が異なっていた.担子菌発酵後のチョコレート中のテオブロミン量を測定した結果,担子菌を生育させていないチョコレート(Blank)に比べ,23種の担子菌発酵チョコレートにおいてテオブロミン量の増加傾向が確認された.テオブロミン量の増加傾向が確認されたチョコレートは総ポリフェノール量がBlank(20.6 mg/g)と比較して増加し,特に,オオチャワンタケ(55.8 mg/g),アミスギタケ(40.7 mg/g),エツキクロコップタケ(28.1 mg/g)で発酵させたチョコレートが高値を示した.さらに総ポリフェノール量の増加と共に抗酸化活性の増加が確認され,担子菌で発酵させることでテオブロミン量,総ポリフェノール量が増加し,優れた抗酸化活性を有するチョコレートの開発が可能であることが示唆された.
【方法】カカオ豆を滅菌後,滅菌済1%グルコース+0.5%ペプトン溶液に浸漬した.カカオ豆の発酵には48種の担子菌を用い,平板培地に生育した各担子菌の上に浸漬後のカカオ豆を置き,25℃で培養した.培養後のカカオ豆を110℃で40分間焙煎後摩砕し,チョコレートを調製後,テオブロミン量,総ポリフェノール量,抗酸化活性を測定した.
【結果および考察】48種の担子菌の中でカカオ豆に菌糸を8割以上生育した担子菌は35種であり,担子菌によって菌糸の生育にかかる時間が異なっていた.担子菌発酵後のチョコレート中のテオブロミン量を測定した結果,担子菌を生育させていないチョコレート(Blank)に比べ,23種の担子菌発酵チョコレートにおいてテオブロミン量の増加傾向が確認された.テオブロミン量の増加傾向が確認されたチョコレートは総ポリフェノール量がBlank(20.6 mg/g)と比較して増加し,特に,オオチャワンタケ(55.8 mg/g),アミスギタケ(40.7 mg/g),エツキクロコップタケ(28.1 mg/g)で発酵させたチョコレートが高値を示した.さらに総ポリフェノール量の増加と共に抗酸化活性の増加が確認され,担子菌で発酵させることでテオブロミン量,総ポリフェノール量が増加し,優れた抗酸化活性を有するチョコレートの開発が可能であることが示唆された.
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