セッション詳細

[3oral313-18]T2 [トピック]南極研究の最前線

2024年9月10日(火) 15:00 〜 17:00
口頭第3会場(基盤教育1号館122)
座長:松井 浩紀(秋田大学大学院国際資源学研究科)、北野 一平(北海道大学総合博物館)

[T2-O-1][招待講演]鮮新世温暖期における西南極氷床の融解から示唆される氷床の脆弱性

*堀川 恵司1、岩井 雅夫2、Hillenbrand Claus-Dieter 3、Siddoway Christine 4、 Halberstadt Anna Ruthie5、Cowan Ellen 6、浅原 良浩7、Shin Ki-Cheol8 (1. 富山大学学術研究部理学系、2. 高知大学海洋コア国際研究所、3. British Antarctic Survey、4. Geology Department, Colorado College、5. Berkeley Geochronology Center, University of California Berkeley、6. Department of Geological and Environmental Sciences, Appalachian State University、7. 名古屋大学、8. 総合地球環境学研究所)
【ハイライト講演】堀川氏は,海底堆積物等の化学的分析を駆使した古気候・海洋分野の研究で世界的に注目される研究者である.とくに,最近は西南極沖で採取されたIODPコアのネオジム・鉛同位体比を解析から,南極大陸起源物資の供給源変動を復元し,鮮新世における南極氷床の融解条件の解明に取り組んでいる.今大会ではこれらの最新研究成果について講演いただく.(ハイライト講演とは...)
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[T2-O-2]南大洋高緯度域における周極深層水 (CDW)の流入変動の指標開発と最終間氷期におけるCDW流入変動の復元

*飯塚 睦1,2、関 宰2、板木 拓也1 (1. 産業技術総合研究所、2. 北海道大学)
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[T2-O-3]東南極の表層海底堆積物を用いたBe同位体分析に基づく過去200年間の海洋環境復元★「日本地質学会学生優秀発表賞」受賞★

*山﨑 友莉1、菅沼 悠介2,1、板木 拓也3、天野 敦子3、石輪 健樹2,1、山口 耕生4 (1. 総合研究大学院大学、2. 国立極地研究所、3. 産業技術総合研究所、4. 東邦大学)
【ハイライト講演】山﨑氏は,総合研究大学院大学修士2年であり,近過去の南極氷床融解の復元について取り組んでいる.近年の急激な氷床融解傾向の起源を衛星観測以前に遡って探るという野心的なテーマについての講演であり,要注目である.(ハイライト講演とは...)
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[T2-O-4][招待講演]東南極セール・ロンダーネ山地,高温変成岩の全面露頭解析が拓く地殻深部の岩石破壊の実態と地震学とのリンク

*宇野 正起1、奈良 拓実1、ミンダレバ ディアナ1、河上 哲生2、足立 達朗3、東野 文子2、土屋 範芳4,1 (1. 東北大学、2. 京都大学、3. 九州大学、4. 八戸高専)
【ハイライト講演】宇野氏は,地殻内部における岩石-流体反応の物理化学プロセスの実態に迫る研究を推進する気鋭の研究者であり,過去の変動帯の反応-応力解析から現在観測される地殻破壊現象の物質科学的な解明を目指す研究が注目されている.今大会では,岩石-流体反応に関わる最新研究に加え,フィールドとしての南極の魅力についてご講演いただく.(ハイライト講演とは...)
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[T2-O-5]東南極・東ドロンイングモードランド,リュツォ・ホルム岩体,インステクレパネに分布する高度変成岩類

*足立 達朗1、外田 智千2,3、LAKSHMANAN SREEHARI 4、森 祐紀5 (1. 九州大学、2. 国立極地研究所、3. 総合研究大学院大学、4. 島根大学、5. 高輝度光科学研究センター)
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[T2-O-6]東南極,リュツォ・ホルム湾南部に分布する珪長質変成岩の原岩構成:ゴンドワナ造山帯中の古原生代断片の起源解明に向けて

*中野 伸彦1、馬場 壮太郎2、加々島 慎一3、Wahyuandari Fransiska4 (1. 九州大学大学院比較社会文化研究院、2. 琉球大学教育学部、3. 山形大学理学部、4. 九州大学大学院地球社会統合科学府)
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